2021-12-10

Gatsby.jsではgifを使うべきではない理由

gifを使うとサイトの価値が落ちる可能性がある

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発端

Google Search Consoleを眺めていた所、モバイルユーザビリティに5件のエラーを発見。

エラー内容

picture 28

何がダメだった?

これらのページをモバイルで確認すると、どうやら画像が画面からはみ出しているようだ。

この画像が総じて「gif」画像だった。

なぜはみ出すのか

なんとなく知っていたが、完全に忘れ去っていたのが実はGatsby.jsのMarkdown内に記述された画像を扱うプラグインであるgatsby-plugin-imageがなんとgifに対応していないのだ。

※長い間対応できていないようで、この状態はしばらく続くと考えている。

imgタグは一応生成されるのだが、一切の自動調整がされずアップロードしたファイルのまま掲載される。

これにより画像のサイズ調整がされず画面をはみ出していた。

なぜgifを使うべきではないのか

gatsby-plugin-imageは画質調整を初め遅延ロード等さまざまなメリットがあるプラグインである。

gifはこれらの恩恵を受けられないため、自分で用意した時点で想定外のピクセル数だった場合や、ファイルサイズが大きすぎた場合もそのまま掲載されてしまう。

というわけでgifは基本避けるべきで、どうしても使うときは最善の注意が必要である。

※当然ではあるがmp4などのメディアファイルも同様である。

それでも使いたい

ひとまず画面サイズがオーバーする問題についてはMarkdownに直接imgタグを使用する。

※直接貼る場合はgatsby-remark-copy-linked-filesが必要

imgタグの中で最低でもwidth="100%"等を設定しておくのがよさそうだ。

ファイルサイズもサーバーの転送量に影響するため十分注意すべきである。

そして可能であればそもそも「使わない」という選択肢を選びたい。

代替案

このBLOGでは少しでも長い映像データはYoutubeにアップロードしgatsby-remark-embedderで埋め込んでいる。

Youtubeが転送量やスピードの観点でも非常にすぐれている。

ただ、最近非常に短い映像データはvideoタグを使って埋め込むという方法も取っているので次のURLを参考にしてもらえたらと思う。

【Gatsby.js】Markdown内にmp4動画を貼りたい【プラグインなし】 | 謎の技術研究部

gatsby-remark-copy-linked-filesについても一部触れているので参考にしてほしい。



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謎の技術研究部 (謎技研)