2022-06-14

【Geometry Nodes】Starノード【Blender】

星型を描くStar(スター)ノードを単体で解説。

Article Image
使用ソフトウェアバージョン備考
Blender3.2

Starノード

日本語:スター

Starノード

概要

星型を描くジオメトリノード。

星の例

ツノの数がパラメータで設定できるので、よくある星以外にもバリエーションが作れる。

出し方

Curve Primitive > Star

Points

Points設定

ツノの数を設定する。

Points=8

50のように大きくしてみても面白い形状になる。

Points=50

Inner Radius(内径)

Inner Radius設定

中央から凹部分の頂点までの長さ。

長さの例innner

実際に測ってみると、上の長さがInner Radiusになるようだ。

Outer Radiusより大きくすると凹凸が反転するので注意。

Outer Radius(外径)

Outer Radius設定

上とは逆で中央から凸部分の頂点までの長さ。

長さの例outer

Twist(ツイスト)

Twist設定

Inner側の頂点を反時計周りに度数で回転する。

Twist=0

Twist=30

Outerは回転しない。

OuterとInnerのサイズを反転すればTwistで外側が回転するようにも出来るが...

わざわざそうしなくてもマイナスにTwistしてやれば形状自体は同じものが作れる(位置が若干変わるが)

頂点の位置が重要であれば場合によって使い分けると良いと思う。

Outer Pointsアウトプット

この項目は少し難しい項目。必要最小限の解説となっているので注意。

Selectionソケットの使い方が分かっていると楽。次の記事も参照してもらえればと思う。

【Geometry Nodes】Selection(選択)って何【Blender】 | 謎の技術研究部

Curve Primitive系の中で唯一このノードだけ2つ目の出力であるOuter Pointsを持っている。

Outer Points

先に結論を言えば凸側になっている点にTrueが付与されたデータが出ている。

確認

ctrl + shift + ノードをクリックでどんな値が出てるか確認できるViewerノードが出るので繋いで見ると

Viewerノードに繋いだ例

この状態でスプレッドシートを見てみるとどんな値が出力されているかがわかる。

結果は

スプレッドシート結果

赤枠で囲った部分に1と0が交互に現れている。

つまり外側の凸になっている頂点(Outer)にTrueが付与されている結果だ。

Outer Points使用例

例えば次のようなノードを組んだとする。

OuterPointsを使っていないノード例

結果は

星型の頂点に四角形を置いた例

Starノードで作られた拡張点がCubeで置換された結果になる(カーブは消える)

ここでOuter PointsSelectionに接続すると

Selectionに接続

結果

内側のポイントが消えて外側だけが描画された(falseになっている点はInstance onn Points内にてポイントとして処理されなくなった)

つまりStarノードを使った時、次に繋がるノードで外側と内側の点を分けて処理したい場合に使えるはずだ。

SelectionインプットはBoolean(TrueFalse)と明示されているがBooleanの代わりに数値でも良い仕様の模様。

v3.2では0より大きければ(0.001とかでも)Trueとして扱われることをテストで確認。

最後に

Selectionソケットに関しては別途記事を用意したので次を参照。

【Geometry Nodes】Selection(選択)って何【Blender】 | 謎の技術研究部



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