2022-10-21

【Geometry Nodes】Curve to Mesh(カーブのメッシュ化)ノードを解説【Blender】

カーブをメッシュ化するノード。例えばカーブからパイプを作ったりすることができる。星型のような変わった形状にも簡単にできる。

Article Image
使用ソフトウェアバージョン備考
Blender3.3

Curve to Meshノード

日本語:カーブのメッシュ化

Curve to Mesh外観

概要

カーブはレンダリングするときに消えてしまう。

このノードを使うことでカーブを実際のメッシュに変換することができるためレンダリングすることが可能となる。

カーブのまま

厚みがついたカーブ

出し方

Curve => Curve to Mesh

使い方

Curveソケットに変換元となるカーブを入れる。

Group Inputを通してモデリングで作成したカーブを入れても良いし、ジオメトリノードで生成したカーブを入れても良い。

次はジオメトリノードで元のカーブを用意した例。

よくある例

ただしProfile Curveにも別のカーブが入っていないと正しく動作しない。

これは次で解説する。

Profile Curve

日本語:断面カーブ

Profile curve外観

このソケットにはその名の通り「断面」となる「カーブ」を入れてやる。

最もシンプルな例でいうとパイプのような円形にしたい場合は円形のカーブを入れる

例えば次のカーブ(Quadratic Bezier)があったとき

Quadratic Bezier

次のようなノードにしてやることで

ノード例

パイプ状のメッシュが生成される。

パイプ化

注意:断面は必ずカーブ!

ありがちなミスとしてPofile Curveメッシュを入れてしまうというケースがある。

例えば次のノードはエラーとなる。

Mesh Circle

特にMesh CircleCurve Circleはよく間違えるので覚えておきたい。

断面は閉じていなくてもよい

例えばArc(弧)のノードだとカーブがぐるっと一周していない(C字型)カーブとなる。

このような閉じていないカーブをProfile Curveに入れても良い。

この場合は

Arcを断面にした例

スキマがあいたパイプ

もっと自由に

星型のカーブを入れてやれば当然星型になる。

星型のパイプ

星型ノード例

このようにProfile Curveによって様々なメッシュ化ができる。

Fill Caps

日本語:端をフィル

Fill Caps外観

これまでの例では全てパイプ状になっていて両端に穴があいている。

つまりフタがされていない状態。

このチェックをオンにすることでフタができる。

閉じたパイプ

ここもピンクのソケット(Boolean)がついているのでノード上でオンオフをコントロールできる。

先細りにしたい、など

パイプの太さをバラバラにしたい場合があると思う。

先細り

こういった場合はSet Curve Radius(カーブ半径設定)を使う。こちらは別で記事を用意した。

【Geometry Nodes】Set Curve Radius(カーブ半径設定)ノード解説【Blender】 | 謎の技術研究部

さいごに

基本ノードで非常によく使うノードなのでこちらも覚えておいたほうが良いノード。

ただしProfile Curveの仕組みを理解していないと使えないのでこの記事が役に立てばと思う。



この記事をシェア


謎の技術研究部 (謎技研)