2020-12-22

【Blender】カーブをなぞるエフェクト【モーショングラフィックス】

くねくねしたカーブをなぞる2Dのモーショングラフィックスを作る。

Article Image

目標

今回は次のような作品を作っていく

少しアレンジして

事前準備

前回行った記事の「平行投影」と書いてある箇所まで全く同じ手順なので進めておく。

前回の記事:【Blender】四角形をなぞるエフェクト【モーショングラフィックス】

※プラグインのONの項もやっておく

ベジェ曲線を追加

shift + Aのメニューからカーブ > ベジェを追加する

image-20201220021659747

image-20201220021742140

曲線を編集

TABキーで編集モードへ移動

image-20201220022024242

画像の赤い直線をクリックしてGキーを押すとカーブの点を移動できる。

image-20201220022152955

そのままEキーを押すと新しい点を生成できる。

image-20201220022408893

さらにRキーでカーブの緩やかさを調整して

image-20201220022508879

お好みのカーブを作る。

円を追加

メッシュからを追加

image-20201220022731983

image-20201220022740865

編集モード(TAB)でFキーを押すと

image-20201220022830287

円がフィルされる

Sキーで適当なサイズに小さく

image-20201221091130446

円をカーブに沿わせる

円を選択したままカーブモディファイアを追加

image-20201221091327377

※カーブモディファイアは「円」に追加すること

image-20201221091436656

カーブオブジェクトをクリックして先程追加したカーブを選択。

image-20201221091526491

ここでG > Xと押して(移動モードをX軸に固定)

この状態でマウスを動かしてみよう

image-20201221091754007

移動はあくまで確認なので位置は戻しておく。

注意:円のが変な動きをする時

円を原点から移動していると変な動きをするので注意。

モディファイアを追加する前は必ず原点が中心になっているように。

image-20201221091130446

ここから少しでも動かした状態でカーブモディファイアをかけると、動かしていた分がさらに移動されるので変な動きになる。

円のキーフレームを打つ

動きを確認したら次はキーフレームを打つ

※今回は0フレームから250フレームで非常にゆったりとしたアニメーションにしたが本家の動画解説では非常に素早い動き&速度が変化するようなキーフレームにしている

image-20201222022516088

まずは0フレーム目に移動して

image-20201222022547209

円のプロパティから位置Xの右側の点をクリック。ダイアモンド型でラベルが緑色になればOK。

同じ作業で最終フレームに移動してXの値だけを変更してキーフレームを打つ。

image-20201222022702302

私の場合は25mぐらいでちょうど円が画面外に出るように調整した。

注意点はX軸だけ動かすこと。それ以外は動かさなくても円は自動で線の上を走る。

image-20201222022749464

これでタイムライン上でスペースキーで再生すれば円が動くはずだ。フレーム数などはお好みで調整。

円のスケールを調整

ここで円のスケールを調整するとミミズのような効果がでる。

円は常に線の上で変形するのでスケールを調整するだけで形状がアニメーションする。

image-20201222023121703

次を書き換える

image-20201222023148478

XとYでサイズを変更。

もちろんキーフレームを打ってさらに変化させても良い。

マテリアルを追加

ひとまず円に放射マテリアルを追加

image-20201222034842012

  1. マテリアルプロパティ
  2. +ボタン
  3. 新規ボタン
  4. サーフェスから「放射」を選択

※放射は物体を発光させるマテリアル。次の設定からブルームがオンになっていないと発光しないので確認しておく。

image-20201222034955490

あとはShadingエディタで自由にマテリアルをいじる。

動画では次のようにノードを配置している。

image-20201222035709988

ジオメトリからは位置の情報が数値で出力され、その値をカラーランプで色の変化になるように変形している(設定した色は適当)

ここは難しい領域なのでこんなもんだ程度でとどめておく。アニメーションはできているので好きなマテリアルを設定すればよい。

円をサブディバイド

このままでも良いのだが、円のポリゴンが少ないので少し角張ったアニメになる。

それを解消するためにまずはサブディビジョンサーフェスのモディファイアを追加。

image-20201222040350578

日本語は細分化になっているがダイアログ上は「サブディビジョンサーフェス」で合っている。

またビューポートのレベル数、レンダーを共に3に設定。

カーブの解像度を変更

更に丸く描画するために今度はカーブを選択してプレビュー解像度UレンダーUを両方50に設定する....

のだが、私は敢えてここを2のように小さくするのもアリかと思った。

こうすると逆にシャープなコーナリングをするようになる。

image-20201222041127392

image-20201222041043959

あとはお好みでレンダリングのモーションブラーなどをオンにする。

完成

次が完成作品である。

更にパーティクルを追加して次のように改造してみた(すこしパーティクルの設定が雑になってしまったが)

パーティクル周りは長くなりそうなのでいずれ別記事で取り扱いたい。



この記事をシェア


謎の技術研究部 (謎技研)