2021-12-08

【ナイアガラ超基礎 #1】かんたんな概念【UE5】

Unreal Engine5にてナイアガラのはじめの一歩。

Article Image

このシリーズの目標

ナイアガラ超基礎の第一回。初めてナイアガラを触る人向け。

可能な限り短い文章でわかりやすい解説をする。

前提

  • Unreal Engine 5を利用

ナイアガラとは

視覚効果(エフェクト)を作るシステム(必殺技を出したときに出る波動みたいな)

作り方

コンテンツブラウザ右クリックからFXの項目内

基本的にはシステムとエミッターの2つを知っていれば良い。

picture 1

エミッタとシステム

ナイアガラは基本的に複数のエフェクトを重ねていくことでより複雑なエフェクトを表現する。

このエフェクト1個分が「エミッタ」

このエミッタ複数個を纏めて制御するのが「システム」

例えば次の例

これは「紫のエミッタ(1個)」と「青のエミッタ(1個)」が一つの「システム」の中に入っている。

覚えておくのは「エミッタ単体だとUEのレベルに放り込んでもなにも起こらない」ということ。

したがって最初は入れ物である「システム」を作っておいたほうが後々楽。

picture 1

システムの中にエミッタが何もなければ何も起こらないので、とりあえず一番上を選択すると一つエミッタが追加された状態で生成される。

picture 2

最初にいれるエミッタは「Fountain」が綺麗なのでそれを選択した後「」キーで追加。

今回エミッタは一つだけにするのでそのまま「終了」ボタンで生成される。

picture 4

※左側のアイコンは毎回よくわからないサムネになる。バグ?

システムを開いてみると新しいウィンドウ

picture 5

基本的にプレビューとシステムの概要のタブ以外は使わないので閉じて良い(より上級で使う)

※ウィンドウメニューから復活できる

エミッタの概要

picture 6

オレンジのコレがエミッタ一つ分。青色はシステムなので今は無視。

picture 7

この積み上げられている1行をモジュールと呼ぶ。

要するにこの モジュール1個にエフェクト用のプログラム1個が入っている。

picture 8

モジュールは上から処理なので 順番は大事 だと覚えておく。

ノード1個で処理が完結

ぱっと見ナイアガラは単なるノード1個に見える。

「ここから複雑に線がつながるんでしょう?」と思うが...

picture 9

「このノード1個でエフェクト1個の処理が完結している」 とひとまずおぼえてしまって良い。

そう考えると思ったよりシンプル。

ちょっといじる

さて、モジュールを追加したりいじっていくのが醍醐味ではあるが、プレビューで動いているエフェクトを少しいじってこの回は終わる。

picture 10

まずはINITIALIZE PARTICLEと書いてあるモジュールをクリックしてみよう。

右側に長々とプロパティが出てくる。

picture 11

とりあえずこのカラーをいじってみよう。

picture 12

ピンクにすると

picture 13

パーティクルの色が変化した。

まとめ

今日はこのように「エミッタ」とその入れ物「システム」があり

エミッタは「モジュール」が積み上げられて構成されていると理解する。

そして更に、そのモジュールのプロパティを右のウィンドウからいじってやるだけで基本的なエフェクトは作っていくことができるというわけだ。

以上

基本概念が理解できれば今回はOK。

適当にプロパティをいじるだけで結構遊べると思う。

その他参考

公式ドキュメント

Niagara ビジュアル エフェクト システム | Unreal Engine ドキュメント



この記事をシェア


謎の技術研究部 (謎技研)